エンジン調整

曇天・・暗い・・。

一昨日の土曜日、仕事が終わってからわずかの間でしたが修理が終わったYSスカディーを持って飛行場へ赴きました。小雨が降った後のため風速3-4m位、結構寒く感じますがかろうじてフライトできそうな天気です。写真では結構明るそうですが、時間も15時過ぎで結構暗く感じます。飛行場に到着し、まずローターヘッドを外します。外した後がこの写真。ちょっと哀れな感じもしますが、ローターをつけてエンジンを回せば飛んでいってしまうのでまずはこの状態で調整。ローターピッチによる負荷がないので正確な調整はできませんがアイドリングくらいの調整ならこれでできるでしょう、という安易な考えです。

裸のスカディー（笑）

さて、メインマストだけのほぼ無負荷の状態でエンジンをかけます。負荷がないのでめちゃくちゃ回ります。キャビンも外しているので音も大きく、飛行場じゃ なければ相当近所迷惑な音です。テールローターを付けたままでしたが、エンジンを軽く回しながらラダー方向に機体を回そうとするとものすごい勢いで押し返 されます。今更ながらジャイロを含めたテール押さえのすごさに驚かされました。

エンコンを何度か煽ってみると、エンジンが止まることはないもののやはり回転が安定しません。エンコンアップに回転数アップは追随するものの、エンコンをダウンしても回転数ダウンが追随しません。アイドリング時の回転もばらつき気味です。そこでメインイードルはいじらず、アイドリングニードルを少しだけ閉じ気味にしてみました。が、多少マシな感じはするものの余り変わりないようです。

いろんな角度から見てみますと、どうもスロットルリンケージが渋いようです。いったんエンジンを止めてスロットルリンケージの一方のリンクエンドを半回転 させ、渋みを取ってみました。すると、先ほどまでのような回転のばらつきが無くなり、安定しています。どうもちょっとした振動がリンケージに伝わり、それ がスロットルを煽ったり閉じたりしているんじゃ無いだろうかという自己結論に至りました。キャブの開閉が相当シビアな感じがするのですが、とりあえずこの まま様子を見ることにしました。

その後ヘッドを取り付けホバリング。風も強いし、手がかじかむので半タンク分だけ飛ばしてみました。先日までのエンコンとは違い、スティック操作にちゃん と追従しているような感じです。とりあえず半タンク分の飛行では大きな問題はありませんでした。エンストの原因はまだ不明ですが、しばらくはこのまま飛ば してみようかと思います。YSエンジンは後から徐々に調子があがってくるらしいとも聞きますので長い目で見てみようかと思いますが今後、逆止弁などプレッ シャー関係の見直しも考えています。