2007.10.05 (Fri)
さて、先日無事に回収したOSスカディーの修理です。パッと見た感じは結構元気そうなのですが、やはり水分は大敵、メカなども全部降ろしてオーバーホールへ。おまけに錆びている部分は補修ないし交換が必要です。
左:クランクケースなどは特に問題なし 右:クラッチはやはり錆びてます
サビの程度は各所によってまちまちなのでとりあえずほぼ全部バラシの状態に。メインマスト回りのベアリングやテール部分、エンジンなどとりあえず降ろします。まずエンジン。ケースはアルミ製なので錆はないのですが、梨地の部分は一部がうっすらと腐食しているような感じです。サビ取り剤などで処理するとほぼ元通りの状態になりました。ヘッド部分を外してみると、シリンダー内は特に錆も認めません。オイル入りの燃料が充満していたせいか、全く普通といった感じです。ただ、プラグはもう使えなさそうな印象です。キャブレターも問題なく、キャブレターローターもスムーズに動きます。どうやら、燃料まみれになっていた分、腐食は最小限にとどめられたようです。ストックオイルや怪しげなIXLオイルの効果もあったのかもしれません(笑)ただし、クラッチは材質上結構錆びてます。サビ取り研磨剤を塗りながら歯ブラシでこすると、元通りになりました(^^)/さて、その他メカ類です。サーボは全て降ろし裏蓋を外して点検です。高級サーボではないのでOリングはありませんが、ケース内への水分侵入はなさそうです。基板の錆も認めません。ラダーサーボはS9254、こいつはOリング付きなので油分・水分の侵入はさらにないだろうと推測。ふたを開けて点検しましたが予想通り錆などは認めませんでした。ジャイロも分解したかったのですが、特殊なネジで封印してあるためあきらめることに。どうせオーバーホールへ出すのだから関係ないと言えば関係ないのですが、この目で見ておきたかったです(^^;;
フレーム組み込みのベアリングは、意外にも外枠だけの錆のよう。モリブデンオイル漬けにしながら錆取り作業をしたところ、ほとんど問題なく再利用できそうな感じです。ただ、テール部分の軸受けベアリング(Φ5xΦ13x4ZZ)は壊滅。キャビンで守られることもなく、雨ざらしの状態だったのが災いしたようです。オイル漬けでも復活しなかったコイツは交換に。ちなみにテールハウジングのベアリングはスラストも含めほぼ問題なし。モリブデンオイル漬けで復活です(笑)
ヘッド回りは錆びている部分とそうでない部分の違いが明瞭に。ロッドはサビが浮いているものの、サビ取り剤で研磨すればすぐに元通りに。強度的な問題もないでしょうからこのまま使い回します。このスカディーは主にアルミ製のオプションを奢っておいたのが幸いしてか、あまり錆などは認めずいい感じです。ただ、イモネジ(ホーローネジ・キャップスクリュー)は鉄製のものが多く、錆が結構ひどめです。これを機会にM3-3、M4-4のステンレス製に変更しておきます。フレームビス類もほとんどステンレス化したのが幸いし、影響は最小限で済みました。ただ、M2.6関係のビス類はステンレス製のものがほとんど流通していないので、スチール製の新品で更新します。ちなみにステンのM2.6ビスは1000本単位からの受注だそうで(笑) 一生かかっても使い切れませんな(^^;;
さてさて、そうこうしているうちにカウンターギアを外してベアリングを確認することに。すると、カウンターギアを外したところまではよかったのですが、テールプーリーがごそっと取れてしまったではありませんか!!
テールプーリーはカウンターギヤシャフトにロールピンで止めてあるわけなんですが、このロールピンがなんと折れてしまっているのです。実はこのカウンターギヤ、2年前にスカディーを購入後しばらくしてフレイヤ用のものを流用しギヤ比を4.6→5.2に増速させていたのですが、程なく墜落させてしまい、初の全損となったときに泥まみれの機体を前に何を血迷ったのか、バラバラにして
にかけてしまった経緯があるのです。もちろんビスやリンケージ類は錆だらけになり、ヘッド回りも(当時はまだあまりオプションは入れてませんでした)かなりのダメージが。これに懲りて以降、水洗い時は乾燥まで細心の注意を払い行っていますが、当時は本当に無知でしたのでこんな結果を招いてしまいました。当のカウンターギヤは意外にも見た目は普通で、特に錆らしい錆もなかったためそのまま使い続けていたのですが、今回のロールピン折損はもしかするとこのときの祟りが今頃になって現れたものなのかもしれません・・・(笑) もしこのピン折損が墜落前に起こったとするなら墜落原因の一つになろうかと考えられます。いずれにせよ恐ろしい光景でした・・・。
なお、壊れたカウンターギヤはYさんの手によって無事に修復されました。3本に分かれてしまったロールピン、よく見るとかなり中が錆びています。焼き入れがしてあるピンなので錆びやすいとは思うのですが、まさかこんなになるとは・・・。滅多に点検しない部分だけに、時々ぐらいは見てやろうかと思う気になりました(笑)
仕事もバタバタしてなかなか修理は手つかずですが、いまのところこんな感じで部品を寄せ集めています。ぼちぼちと修復を進めていきますので、時々見に来てやって下さい(笑)
フレーム組み込みのベアリングは、意外にも外枠だけの錆のよう。モリブデンオイル漬けにしながら錆取り作業をしたところ、ほとんど問題なく再利用できそうな感じです。ただ、テール部分の軸受けベアリング(Φ5xΦ13x4ZZ)は壊滅。キャビンで守られることもなく、雨ざらしの状態だったのが災いしたようです。オイル漬けでも復活しなかったコイツは交換に。ちなみにテールハウジングのベアリングはスラストも含めほぼ問題なし。モリブデンオイル漬けで復活です(笑)
ヘッド回りは錆びている部分とそうでない部分の違いが明瞭に。ロッドはサビが浮いているものの、サビ取り剤で研磨すればすぐに元通りに。強度的な問題もないでしょうからこのまま使い回します。このスカディーは主にアルミ製のオプションを奢っておいたのが幸いしてか、あまり錆などは認めずいい感じです。ただ、イモネジ(ホーローネジ・キャップスクリュー)は鉄製のものが多く、錆が結構ひどめです。これを機会にM3-3、M4-4のステンレス製に変更しておきます。フレームビス類もほとんどステンレス化したのが幸いし、影響は最小限で済みました。ただ、M2.6関係のビス類はステンレス製のものがほとんど流通していないので、スチール製の新品で更新します。ちなみにステンのM2.6ビスは1000本単位からの受注だそうで(笑) 一生かかっても使い切れませんな(^^;;
さてさて、そうこうしているうちにカウンターギアを外してベアリングを確認することに。すると、カウンターギアを外したところまではよかったのですが、テールプーリーがごそっと取れてしまったではありませんか!!
おーまいがーっ!!
テールプーリーはカウンターギヤシャフトにロールピンで止めてあるわけなんですが、このロールピンがなんと折れてしまっているのです。実はこのカウンターギヤ、2年前にスカディーを購入後しばらくしてフレイヤ用のものを流用しギヤ比を4.6→5.2に増速させていたのですが、程なく墜落させてしまい、初の全損となったときに泥まみれの機体を前に何を血迷ったのか、バラバラにして
食器洗い乾燥機(笑)
にかけてしまった経緯があるのです。もちろんビスやリンケージ類は錆だらけになり、ヘッド回りも(当時はまだあまりオプションは入れてませんでした)かなりのダメージが。これに懲りて以降、水洗い時は乾燥まで細心の注意を払い行っていますが、当時は本当に無知でしたのでこんな結果を招いてしまいました。当のカウンターギヤは意外にも見た目は普通で、特に錆らしい錆もなかったためそのまま使い続けていたのですが、今回のロールピン折損はもしかするとこのときの祟りが今頃になって現れたものなのかもしれません・・・(笑) もしこのピン折損が墜落前に起こったとするなら墜落原因の一つになろうかと考えられます。いずれにせよ恐ろしい光景でした・・・。
なお、壊れたカウンターギヤはYさんの手によって無事に修復されました。3本に分かれてしまったロールピン、よく見るとかなり中が錆びています。焼き入れがしてあるピンなので錆びやすいとは思うのですが、まさかこんなになるとは・・・。滅多に点検しない部分だけに、時々ぐらいは見てやろうかと思う気になりました(笑)
仕事もバタバタしてなかなか修理は手つかずですが、いまのところこんな感じで部品を寄せ集めています。ぼちぼちと修復を進めていきますので、時々見に来てやって下さい(笑)
部品三昧。ネジなどもほぼバラバラ。
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