魔のラストフライト

やはり最後ですか･･･

昨日は朝から快晴。雲一つないいいお天気です。仕事帰りに飛行場へ行き、壱号機を飛ばすことに。風もあまりなく、コンディションも良好です。エンジンなども調子よく一人で飛ばしているのがもったいないくらいです。

快晴です(^^)/

前回は強風であまり飛ばせませんでしたので、今日は上空中心にフライト。雲がないため高度を取ってもよく見えます。色々と飛ばし込んで４タンク。その後、5タンク目でちょうど2L勘定になりましたのでラストフライトすることに。今日はダウンフリップが面白く決まりましたので、連続でブンブン回してみます。エレベーターはほぼ打ちっぱなしで、ピッチコントロールで定点維持です。ところが、徐々に高度が下がっていったことに気づかずあえなく墜落･･･（涙）捜索開始となりました

捜索開始前の壱号機

しかしここ最近の陽気でブッシュは一層深くなっています。探索ブザーは作動させているはずですが音がしません。【またバッテリが外れたか･･･】と思いながらとりあえず墜落したとおぼしき地点へ近寄ります。イバラがジャンジャン生い茂り、訳のわからないツルなども絡んできます。まさしく川口浩探検隊（古っ）　日も結構傾きつつあるので最悪ロストも覚悟。捜索すること約20分、目の前数mのところに怪しげなオレンジ色の物体を発見。自然界のものではなさそうですので必死に近づきます。すると･･･

壱号機が水没してます！

※写真を撮る余裕はありませんでした･･･

なんと、葦の生い茂る中、壱号機が水没しているではありませんか。オレンジ色の物体はK&Sのテールローターでした。ノーマルカーボンローターだったら見分けられなかったかも知れません… ((((；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸﾌﾞﾙ…近づくと足がぬかるみに填ります。このあたりは沼と化している湿地帯のようです。膝下くらいまでボトボトですがロストよりはマシ。頑張って回収します。ようやく引き上げましたが、まずはスイッチオフ。なお、捜索ブザーは水中でも果敢に鳴っていましたがこりゃ聞こえませんわな･･･。陸にあげるのも一苦労でしたが、なんとか無事回収成功。水没機は電源を入れてはいけませんので、すぐさま電子機器類をバラし始めます。サーボ・受信機はすべて外しできる限り解体。アルコールを吹ける部分はアルコールで脱水処理し乾燥させます。サーボを外すのが手間でしたがなんとか終了。なお、機体そのものはほぼ無傷で回収できています。スピンドルはかなり逝っていますが、メインローターは2枚とも無事。まるで第2次世界大戦中、米軍に鹵獲されたの古賀忠義一飛曹の零戦のようです(^^;;

回収後の壱号機。パッと見には元気ですが水滴がついています(^^;;

エンジンはバックプレート・プラグ・マフラーを外しアルコールで脱水処理。そのあとメンテナンスオイルを差しスターターで空回し。まぁ、現場でできる処置としてはこんなものでしょうか。機体自体は気になる部分にアルコールをたっぷり。幸い、メインフレームを留めるボルトはすべてステンレスに変更しているのですぐに腐食するということはないと思います。帰宅後点検ですね。

サーボなどはI店主のところへすぐに持っていき、その場でエアガンなどを使い水分除去。やはり細かな水滴などは残存していました。Y字の特殊ビスで留めら れているジャイロが分解できなかったので、とりあえずすべて家に持ち帰って分解・乾燥ということに。帰宅後はさらに細かに分解を進め、保護しておきました。今回は主にメカ類だけで済みましたが、それにしてもついに3機とも修理中になろうとは･･･。今週は修理三昧の日々となりそうです･･･トホホ･･･。

月は東に日は西に･･･